20代の頃、会う度に借金にもがいていた友人

私は北海道在住55歳男性です。
私の高校時代からの友人で、20代の頃にいつも借金に苦しんでいた者がいます。
彼は高校の同級生で、大学は別々でしたが年に何度も会って飲んでいた気の合う仲間です。

 

高校時代はごく普通の生活をしていた、どちらかというと真面目な学生でした。
どころが大学に進学をして一人暮らしを始めてから彼の生活は一変しました。

 

彼の父親は地元では一番偏差値の高い高校の教師をしていました。
そんな家庭環境から両親と一緒に暮らしていた高校生までは、常に締め付けられていた生活を送っていたようです。
彼は自由のきかなかったその生活から解放されたとたんに、弾けてしまったようなのです。

 

最初にはまったのがパチンコです。
私たちが大学に進学をした頃にパチンコ業界に「フィバー台」が導入されはじめて、勝った時の金額がそれまでよりも何倍にも跳ね上がるようになりました。
その分はまった時のリスクも増えてきて、もともと少ない仕送りしかなかった彼は、あっという間に借金生活に入りはじめました。

 

よくあるパターンで、ビギナーズラックでいきなりお金が増えたことがきっかけではまりだしたんです。
当たり前ですが親にお金を催促できる訳もなく、友達から借りるようになり、そしてそのまま自然な流れでサラ金に手を出して行きました。
大学2年の時に父親にサラ金から連絡が入ったことで借金の事実がバレてしまい、その時に一旦実家に呼び戻されて父親から相当な説教をされたようでした。

 

彼のお姉さんと私の姉が友達で、姉からの話によると彼のサラ金からの借金が200万円あったそうで、父親が全額返済をして彼にもう二度とこのような事をしないように念書を書かせたということでした。
その後彼は反省をしたのか、真面目に単位もとって無事に卒業をして北海道内ではそこそこ大手のシステム関連の会社に就職をしました。

 

ところが社会人になって飲み会が増えたことと、毎月給料が入ることで眠っていた彼の遊び人の心に火がついてしまいました。
今度はスナックのオネエちゃんにはまってしまい、毎日のように飲み歩くようになってしまいました。
そうしてあっという間に、サラ金からの借金が300万円に膨れ上がってしまいました。

 

この金額は当時借金で苦しんでいた彼に直接聞いたので間違いないかと思います。
以前父親と交わした念書のは、今度同じような事を犯したら親子の縁を切る!という内容だったそうです。
そんな時に彼の父親が心筋梗塞で突然亡くなってしまいました。

 

その前年に母親も病気で亡くなっていて、残されたお姉さんと彼で遺産相続をして、彼のお姉さんと1,000万円弱ずつ分けた時に「貴方とは、これで兄弟の縁を切らしてもらいます。今後何があっても一切関係ありません!」とキッパリと言われたそうです。
そのお金で300万円の借金を返済した彼は現在55歳になりました。

 

いまだに独身ですが彼曰く、借金は無い!と自信を持って私に言ってきました。